夢の中の大混乱

公開日:  最終更新日:2014/08/02

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これは大学へ行き始めてLINEを使いはじめた娘の話です。

ある朝、比較的大きな地震が来ました。

20年程前に震災を経験している神戸の人間にとって地震はやはり今でも怖いもの。

まだみんな布団の中にいましたが、子供たちに「ふとんの中にいろ!」と大声で言って、いつも枕元に置いているラジオのスイッチを入れました。

幸い震度は4にも満たないほどで、被害もありませんでした。

京都の大学まで毎日朝早く起きて、遠距離通学する娘にとって久しぶりの休み、地震で早く起こされたことに腹を立て「私の貴重な睡眠時間を返せ―」と言って、また布団にもぐりこんでしまいました。

しかし娘が寝ている間に大変な騒ぎが起こっていたのです。

友達同士のLINEでは

「大丈夫か」

「家壊れてない?」

「けがしてない」

と、友達から次々と連絡が入ってきていたそうです。

ところが本人はすやすやと再び深い夢の中。

本人から連絡が返ってこない娘の友人たちはさらにあわてて

「大変なことになってるのと違うか」

「けがして運ばれてるんと違うか」

とか噂が噂を呼び、大混乱になっていたそうです。

ところがやはり友達というものは不思議なもので、そのうち一番仲のいい友達がみんなに

「きっとあの子の事やから、まだ寝てるに決まってる。心配することはない。もし何かあったら、絶対向こうか ら連絡してくるはずや」

と一言断言したそうです。

それを見て娘の友達はみな納得。

「確かにそうかもしれん」とLINEのやり取りはそこでぷつんと切れてしまっていたそうです。

やはり持つべきものは友だち。

「よくわかっていてくれる友達がいてよかったなぁ。でもあんた学校でもそんな生活してんのか」と私はあきれていました。

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